(出雲大社の縁結び絵馬)
初めての出雲大社。
以前から「是非行ってみたい」と思っていましたが、ようやく念願が叶いました。
それにしても・・・・デカいです。
参道が長くて広い・・・。なんとも広大なのです。
こんな感じで参道が続きます。
次に、松の木がたくさん植えられている「松の参道」に出てきました。
この右手には、こんな感じ↓で広大な芝生の広場がありました。
奥に見えるのは、亀山でしょうか・・・。この山々も神様が宿る山なのでしょう。
こうして参道を通り抜けて、ようやく拝殿の前に辿り着きました。
ここ出雲大社は、「二礼四拍一礼」が正しい作法。この「四拍」は、確か昨年訪れた「宇佐神宮」でも同様でした。
それにしても、ここはオール日本人。外国人観光客の姿を全く見かけません・・・。
そういえば、出雲に到着してからは、どこへ行っても日本人しか見ていない・・・ということに気が付きました。
宿泊したホテルも、朝食会場やフロントでは日本人しかいなかった・・・。
こんな風に、オール日本人の場所は本当に久しぶりで、逆にビックリでした(笑)。
これが有名な注連縄(しめなわ)。
これだけ大きなものを編むのに、どれほどの藁が必要な事か・・・。
毎年、氏神様の注連縄作りに参加している夫は、「これはスゴイ・・・」と感心していました。
拝殿の左横では、おみくじや御守りを販売している所がありました。
早速、窓口へ行って、我が子の為に良縁祈願の「縁結び絵馬」を購入。「どうか良縁に恵まれますように」と子供の名前を書いて奉納しました。
ちなみに我が子はまだ大学生・・・。
でも、幼い頃から不思議と「結婚願望」が強い子で、今から「婚活」と言っているので(笑)、ちょうど良かったです。
「まだ早い!」と突っ込まれそうですが(笑)、いやいや、こういうことは早いうちに手を打っておかないと・・・。←と、知り合いの結婚相談員をしているオジサンに言われたことがあったので、参拝記念に神様にお願いしました。
これで良し。
あとは神様にお任せしましょう・・・。
こちらが御本殿です。これは八足門(やつあしもん)。
なんと立派な建物なのでしょう。
60年に一度の遷宮を終えた後なので、門の奥の御本殿はとても美しく、荘厳な雰囲気。
元は、国造りを始められた大国主命(おおくにぬしのみこと)さまの御住居だったそうですが、とても大きくて、強大なエネルギーを感じました。
この出雲大社の土地全体が、かなり強力なエネルギーなのです。
このエネルギーが、日本国全体を包み込み、日本を強力に護ってくださっている・・・そんな感じを受けました。
それも、どすの利いた迫力あるエネルギー。家庭で例えると、「一家の家長」として、家族と住居を外敵から「命がけ」で守っている・・・太刀でバッサリと外敵を切り倒してでも、また、その闘いがきっかけで自分の命が絶えたとしても、それで大切なものを守り抜けたのなら、それが本望・・・と思えるくらい、潔く腹をくくった時の無敵のエネルギー・・・。←それをひしひしと感じました。
でも、その一方で、一家のお父さんのように、家族を慈しみ、子供たちを愛して、家族の精神的支柱として、愛を燦々と降り注ぎながら、一家の大黒柱として家を守っている・・・。決して流されることは無く、常に「道理」と「節度」大切にし、心に一本の筋をしっかり通しながら、決してぶれることなく、正しい方向へと真っ直ぐに家族を導いていく聡明さ・・・。←そんな懐の広い「大きな父性の愛」も感じるのです。
ああ・・・これが日本男子の父性。これが日本の男の真の姿なのだなぁ~。と思ったのでした。
いつもは穏やかで優しくて愛情深いお父さんなんだけど、怒らせたらマジで怖い・・・。そんな男性特有の「ドスの利いた凄み」もビンビンと感じました。大物と呼ばれるスゴい人物が発するエネルギー。←それの最高峰・・・こんな感じです。(説明が難しい・・・笑)
出雲大社の、このドデカくて、強大で、凄まじい様子に、思いっきり圧倒された夫は、「自分はここまで強くなれない・・・。マジで怖いモノは怖いし。ここまでデーンと床柱のように鎮座して、命をかけても「大切なもの」を守り抜く、そういう覚悟が自分にはまだ無い・・・」と、しょんぼりしてしまいました(笑)。
よく世間で、男性が、自分よりはるかに上を行く「男の中の男」と出会って、自分の未熟さや弱さを痛感してショックを受けることが多々ありますが、それと同じ状態に、夫は陥っていました(笑)。
確かになぁ・・・。大国主命と自分を比べたら、そりぁ、大国主命の方が上でしょう(笑)。
でも、この出雲大社を訪れたことで、自分の精神的支柱を見つめ直し、自分の心の芯に「ぶれ」や「弱さ」があることを痛感したようでした。
出雲大社は男の神様だからかな??夫は、同じ男性同士、なにか通じ合い、感じ合うものがあったようです。
私も確かに、この出雲大社のスケールの大きさや壮大さに度肝を抜かれ、思いっきり圧倒されましたが、その時、自分の中に在る「男性的な部分」が大いに刺激を受けたような・・・そんな感じがしました。
自分の中の「男前な部分」が刺激を受けて、「もっと精神的に強くなって、さらに自分の心の芯を鍛え直さなくてはっ!」と、そんな気分になりました。
今までの自分の中に在った「ブレブレで弱いところ」がスパッと斬られて、「しっかりしいやー」と尻を叩かれたような・・・そんな気分になりました。と同時に、「もっと男性的な部分を鍛え直して、更に強くたくましくなっても良いんだ~」と、なんだか許可をいただいたような・・・そんな気分にもなりました。
そうです。出雲の神様を思い浮かべて、ここを目標に自分を高めていけばいいのです・・・。
そうすれば間違いはない。それを、この出雲大社で悟ったのでした。
おみくじを括(くく)りつける所。私たちも引きましたが、ここに括らず、持って帰りました。
横から見える御本殿。
この後、御本殿の裏手にある宝物殿を見学させていただきました。
この宝物殿の受付の女性も、とても良い方で、明るくてサッパリとしていて、いろいろお話をしてくださいました。
宝物殿の入り口に置かれていた「野見宿禰」の像。お相撲さんのもとになった御方です。
「この像と写真を撮ると、病気が逃げていって元気になりますよー!是非、撮ってくださいねー」と女性に言われて、では・・・と早速、撮らせていただきました。
こんな感じで、ぐるりと境内を散策し、お参りをして、とても有意義な時間を過ごしたのでした・・・。
大国主命と白兎の像。
これは、大国主命が「幸魂奇魂(さきみたまくしみたま)」を授けられて、縁結びの神様になられた神話の一場面。
後から見ると、こんな感じです↑。
白い椿の花。
それにしても、初めて訪れた出雲大社は、私たちのキャパをはるかに超えた、立派で壮大で、力強く、とても美しいところでした。
・・・というより出雲全体が、力強くて美しくて聡明な所でした。
大社を出て、次に、古代出雲歴史博物館を見学しました。
時間がなくて、特別展は見逃してしまったのですが、この出雲地方で主に出土された銅鐸や剣など、国宝級のものがザクザクと展示されていて、ここでもその迫力に圧倒されました。
ただただ感動・・・でした。
さて、時間を確認すると、あと一時間ほどしか時間がありません。
それでは最後の〆に・・・。
出雲そば。
更に、ぜんざい。
出雲が、ぜんざい発祥の地なんだそうです。
こうして出雲の旅は終わり、レンタカーショップへ戻ります。
途中、道路が混んでいたり、ガソリンの補充をしたり・・・でバタバタとしていて、「時間に間に合わないかも・・・」と心配しました。
ところが、レンタカーショップには、約束の時間の1分前に、無事に到着。
このピッタリ収まったところに、夫は「やっぱ俺たちは神様に呼ばれたんだ~。神様に導かれて、出雲を訪れたんだ~」と感じたようで、とても驚いていました。
さあ、出雲市駅にも時間通りに到着し、またまた「特急やくも」に乗り込みます。今度は日中なので車窓からの景色が楽しめました。
何か見えてきました。
湖のようです。
これが宍道湖。しじみで有名なところです。
さよなら島根。今度は、もっとゆっくり訪れたいです・・・。
帰りの特急は、ほぼ満席状態でした。
岡山で新幹線に乗り換えて、新大阪へ向かいます。
一泊二日の出雲の旅・・・。結構、濃かったです。
出雲は、とっても濃厚な町でした。
そして、素敵な所でした。
旅を終えた今も、出雲のエネルギーを感じて、心が穏やに温かくなります。
また、いつか、是非、再訪したいなぁ・・・と思いました。
今度は、松江の方へも寄って行きたいなぁ・・・と思いました。
つづく