なんとかなるさ~

Emiko/記録の保存庫

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(夜祭の様子)




4月14~15日の春の高山祭が無事に終わりました。


初日の14日はとても良いお天気で、予定通りに執り行われましたが、二日目の15日はあいにくの雨・・・。


雨の中、親戚の家に行き、久しぶりに身内の人と会い、お祭りを楽しんできました。


子供の頃から親しんできた春のお祭り。



雨だったけど、観光客はたくさんでした。


でも、毎年そうなのですが、春祭りの日は、街中に「春が来た!」という雰囲気が漂っていて、私はとても好きです。


この祭りの雰囲気を味わうと、飛騨にもようやく春が来たんだなぁ~と実感します。


温かくほぐれて、ほっとゆるんだ空気感・・・。








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中橋から。宮川の様子。まだ桜は咲いていません。


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中橋から、陣屋前の御旅所を眺める。
日枝神社の神様がここにお泊りにならりました。





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雨だけど、観光客でいっぱい。





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雨なので、屋台は蔵の中です。




昔と変わらず、代々伝えられているものですが、でも、こうした祭り屋台などの「モノ」に添付して、伝承文化に対する「尊敬の念」「誇り」などの『心』も、大切に受け継がれてきたように思います。


先祖が大切にしてきたものを、自分も大事なものだと感じて、大事に扱い、その姿を子や孫の世代が見ていて、同じく、その大事さを実感し、受け継いでいく・・・。


この繰り返しで、代々、大切に伝承され、引き継がれてきたのだなぁ~・・・と。


やるように強く言い聞かせて無理矢理やらせる・・・というより、子供の時からずっと見てきて、肌で雰囲気を体感して、実際に触れてみて、「ああ~良いなぁ~」と魂が喜んで、それでハマっていく・・・みたいな(笑)。




祭り屋台を引いている組のオジサン達が、皆さん、生き生きと楽しそうにしているのは、根っからの祭り好きなんだろうなぁ~と思います。子供の時から祭りが好きで、祭り行事に「誇り」を感じているんだろうなぁ~と。



いつもは難しそうにしている大人の男たちが嬉々としていて、仲よく楽しそうにしているから、子供たちも、そんな大人たちの「気」が伝わって、なんだかワクワクしてくるんですよね(笑)。



楽しい雰囲気が漂っているから、「好き」になるんですよ・・・きっと。



やっぱりねー「好き」ってこと、とても大事です。


「好き」であることが、すべての基本だと思う・・・。



好きじゃなきゃ、情熱も湧かないし、エネルギーも出てこないし、やる気も出ないし、続かないし、良いモノ残せないし・・・。


嫌々だと、じぶんも辛いし、まわりにも迷惑だし・・・。



やっぱり嫌々じゃなくて、好きになる。好きなことを続ける。好きなことに「誇り」を持つ。


好きなモノをいろいろもっている自分のことも好きになる・・・。


これ大事だと思います。




かくいう私も、祭りが好きなんですよ(笑)。


高山の春のお祭りが・・・。


子どもの時から親しんできたから、自然と魂に刻み込まれたんでしょうね(笑)。



でも、こうやって、今世で生きている証が「好きなもの」で刻まれていくのは、とても幸せなことだなぁ~と思いました。



今年も、祭り屋台が見れて良かった。



ちなみに、今年はこんな行事があります↓

ユネスコ無形文化財登録記念 高山祭屋台の総曳き揃え

4月29・30日に、「春祭りの屋台」&「秋祭りの屋台」が全て出てきて曳き揃えをします。


あと、これは神事ですが、飛騨水無神社で大祭があります↓

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飛騨一宮水無神社のホームページより↓

飛騨一宮水無神社・飛騨の大祭


飛騨地方には大小180ほどの神社があるのですが、ウン十年に一回のサイクルで、大きな神社が飛騨の神様をご招待する形で「大祭」が行われ、飛騨一円の神様が一堂に集結してお集りになる・・・というのがあるんですよ~。


今回は、飛騨一宮水無神社にて、57年ぶりの大祭が、5月3・4・5・6日の四日間かけて行われます。


ちなみに、この水無神社は、太平洋戦争中、熱田神宮の神様(御神体)が疎開された神社でもあります



今年のゴールデンウィークは、飛騨はなんだかお祭り三昧ですが(汗)、なかなか無い貴重なことが行われますので、もしも興味のある方は、どうぞご覧になってくださいね!









12月のあるとき、夫が用事で岐阜市に行ったのですが、その帰りに郡上八幡に寄り(郡上八幡は、岐阜と高山の間にあります・・・)、「南天玉」というものを買ってきました。



今まで知らなかったのですが、郡上八幡って、「名水」や「郡上踊り」の他に、「南天」でも有名なのですね・・・。




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これが南天玉です↑。夫が郡上八幡に寄った日は、ちょうど「南天祭り」の日だったそうで、南天玉の販売がされていたそうです。これは八幡町の建物の前につるしてあったもの。


この南天玉、なんだか酒蔵の「杉玉」みたいですが、「難を転じる」で、商売をしていらっしゃる方が、縁起担ぎで「飾り物」として購入されるようです。



大小いろんな南天玉があり、我が家にやってきたのは、直径20センチほどの小さな南天玉でした。お値段は5000円だったそうです。


今は「真っ赤な色」をしていますが、これが段々と時間の経過とともに「黒い色」に変化していくそうです。



赤(字)が黒(字)に転じる・・・で、「商売繁盛」なんだそうですよ(笑)。



今、我が家の玄関先(家の中)に吊るしています。


これで我が家の「難」が去って、「福」が転じて来てくれると良いなぁ~。・・・と思いました。


ちなみに、最近は、後継者不足で、この南天玉づくりも大変みたいです。


同じ県内なのに、地域が異なると知らないことが多くて、とても良い社会勉強になりました。








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(この10月からリニューアル・オープンした高山駅にて。東西自由通路に展示されている祭り屋台のレプリカ。)


今月10月1日(土)に、高山駅のオープンセレモニーがあり、次の日の2日(日)から、新しい駅舎が一般使用されました。


前の駅舎は、高山本線開通の80年前に造られたもので、当時の様子をよく知っている亡き義父の話によると、突貫工事で作った臨時の駅舎だったようです。


とりあえず建てておいて、後ほど正式に造り替えるつもりでいたのが、気が付いたら80年・・・。そのまま使い続けてしまった・・・とのこと。

前の駅舎は、地元の人には馴染み深い思い出の駅舎でしたが、ここまで国際化が進み、海外からの利用者が増えると、昔の80年前のままでは、ちょっとなぁ~・・・と感じるようになりました。


私自身も、昔のままの駅舎では、バリアフリーでないし、身体に障害のある人やお年寄りには使いにくいし・・・で、何かと不便だなぁ~と感じていました。他の都市の駅と比べて、「もっとこうなるといいのになぁ~」と考えることも多々ありました。


なので、新しい駅舎になって、明るくきれいになって、とっても使いやすくなり、私はとても嬉しいです。


ノスタルジックに「昔の名残」を残すことも良いと思うのですが、寿命が来ているのなら、いつまでも執着しないで、サクッと手放すことも、私は大事だと思います。



昔のままの「かたち」にこだわって、もう機能していないものにしがみつくのではなく、自分たちの暮らしをより良く変化させていくイメージで、改善すべきところ改善し、不便なところに手を加えていく「勇気」も必要です。


「生まれ変わる」と決意したのなら、中途半端にならないよう、しっかり「生まれ変わる」ことです。


変なところで躊躇してしまうと、すべてが不完全に終わってしまいます。



断捨離と同じ気持ちで、不要なモノは手放し、必要なモノはしっかり盛り込んで、根っこの部分から新しく立て直しし、心機一転でスタートさせていく・・・。この「切り替えし」がとても大事だと思います。



新しい駅舎。とても素敵ですよ~。


東西自由通路には、飛騨人たちの技と文化が展示されていて、「プチ博物館」となっています。



まだ駅の周辺は工事中で、すべてが完全に完成するのは、もう一年先のようですが、新しい駅舎は現在、オープンして使われています。


鉄道の旅・・・。駅舎が良くなったので、これからの旅が楽しみになってきました。



また、お知らせですが、今月の9日(日)10日(月)は、秋のお祭りです。



今年は連休中ですので、ものすごく混むと思いますが、とても風情があって良いですよ~。



いつか是非、遊びにいらしてくださいね~。





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