天橋立の宿を出た私たちは、次に京都市へ向かいました。
この日も、ドライバーは私。私の運転ですw。
宮津市の市街地を抜けて、宮津天橋立インターチェンジに入り、京都縦貫自動車道を通って、一路、京都市を目指します。
ずんずん走って、綾部ジャンクションも通り抜け、そのまま南下していきます。
この京都縦貫自動車道は、一車線の対向車線なのですが、なんと私たちの前を、時速60キロで走る車が出てきて(汗)、それ以降、のんびりペースで走ることに・・・・。
追い越し車線に出ると、何故か、その車はスピードアップしてくるので(謎)、すぐに追い越し車線は無くなってしまい、抜くこともできず、ずーと後をついて走りつづけました。
そうなると、だんだんと眠くなってくるんですよね・・・・(-_-;)。
自分のペースではなく、他人のペースで走り、更に、ゆっくりと単調だと、だんだんと脳がα波になっていくのか(??)、ものすごく眠くなっていくのです・・・。
私も、どんどん眠くなっていき「これはマズイ!」と思ったので、途中、ようやく見えてきたPキングで休むことにしました。(それまでSAもPもない、山の中の道でした・・・汗)
京丹波パーキングエリアで、休憩。
ここは、道の駅も併設されていて、結構、大きくて充実した施設でした。
京都の丹波地方の特産物やお土産品などが沢山並んでいて、見ているだけでも楽しめます。
京都と言うと、京都市内しかイメージが無かったですが、天橋立がある丹後地方や、京都市より上の方の丹波地方も、京都の品の良さを持ちつつ、地方ならではの自然の豊かさがあって、なかなか良いところだなぁ~と感じたのでした。
ここで、眠気覚ましの珈琲を飲みつつ、これからのスケジュールについて家族で話し合いました(プチ家族会議w)。
こうして一服して休んだところで、車に乗り込み、さらに南下し続けます。
この京都縦貫自動車道は、名神高速道路と繋がっているみたいですが、私たちはその手前の沓掛インターチェンジで下りました。
後は、一般道の9号線を通って京都市内へ・・・。天橋立からここまで、約2時間の大移動?でした。(意外と早く着きました~)
有料道路を下りて、だんだんと都会?に入っていくと、車線も増えるし、車も多くなるし・・・で、田舎者の私は、手に汗握りながら(汗)緊張Max。ドキドキしながら頑張って運転しました。
こうして、大学生の我が子が住んでいるアパートに到着。
両親は、子供の部屋に泊まり、私は近くのホテルに宿泊する予定。(両親は、孫の部屋でお泊りしたかったみたいです。でも、両親が泊まったら、子供入れて大人3人で部屋は満杯なので、私は違う所で宿泊することにしました)
子どもの部屋で少し休んで、私は荷物をもってホテルに移動し、チェックインをしました。
その後は、両親&子供と合流し、市バスで三条河原町へと繰り出しました。
せっかく関西に来たんだから、粉もんでしょう・・・ということで、ここ↑
九条ネギがテンコ盛りのお好み焼き。
子どもが、関西人の地元の友達とお好み焼きを食べた時、いろいろ食べ方をレクチャーされたみたいです。
私たちは、ホールケーキやピザのような切り方を、お好み焼きでも思わずしちゃうんだけど、大阪人の友達の前でそれをやったら、「何しとるねん!これはピザではないんやで!ピザ切りすんな!」と激高されたそうですよ(笑)。
大阪の人は、四角く切るんだそうです。
「へーそうなんだぁ~」とビックリする爺婆と母。
東京から来ている友達も、知らずにピザのようにカットしていたそうで、「大阪ではこれはやったらダメなんだな。これからは気をつけよう。」と話したそうです。
こうして、美味しく夕ご飯をいただいた後、街の中をブラブラしました。
そういえば、今年の夏は京都に行きたいなぁ~と思っていたけど、無理だと思っていたのに、気が付いたら、ちゃんと願いが叶っていました。
ブラブラと新京極のアーケード街を歩きながら、「今、私は京都に居るんだなぁ~」としみじみ感じました。
次の日、両親と合流して、京都観光。
前からずっと(両親は)気になっていた・・・という「京都タワー」に行ってみました。
「あれは何だろう?」「あれは〇〇寺かなぁ~」と、時々、望遠鏡も覗いたりしながら(笑)、京都市の景色を楽しみました。
その後は、展望ラウンジでお昼ご飯を食べて、京都駅も散策しました。
羅生門の模型を発見。
すごく精巧に作られています。
昔、都大路に、こんな大きくて立派な門があったのですね~。
京都駅の中も入って、いろいろ見て回りました。
いつも、車で移動することが多い両親は、駅や駅周辺を歩くことがあまりないので、とても珍しかったようです。
立派な京都駅を見て、「すごい人やなぁ~。広くて混んでで、歩くだけでも大変そうやなぁ~。」と驚いていました。
こうして、京都市のプチ観光を終えて、また車に乗り込みます。
帰りは、父に運転してもらいました。
本当は、京都東インターチェンジから名神高速道路に入る予定だったのが、道を間違えてしまい、京都南インターまで出て、そこから入ることに・・・汗。
帰りは、名神高速道路を通って愛知県に入り、愛知の一宮ジャンクションで東海北陸自動車道に入り、高山へ向かいました。
よーく考えたら、北陸から京都府に入り、京都市にきて、今度は、名神で滋賀・愛知を通って、高山へ・・・と、ぐるり一回転をしていました(笑)。
くるりのCD「くるりの20回転」をパクッた訳ではありませんが(笑)、本当の「ぐるり一回転」をした旅でした。
両親と一緒に行動して、仲よく旅をしながら、本州の真ん中辺りをぐるり~と回っていくうちに、「わだかまり」や「こだわり」や「昔の記憶」がどんどん削がれて落ちていきました。
いつまでも、昔のことにこだわっていないで、これからは心を入れ替えて、共にどんどん「新しい思い出」を作っていけば良いのです。「今この瞬間」を分かち合えて楽しければ、それで充分OKなんですよ・・・。だから、これで良いんです。・・・とまぁ、そんなことを感じました。
久しぶりに両親と過ごして、お互いに「歳をとったなぁ~」ということを実感したし、いろんな意味で発見もありました。
みんな、昔のままではない・・・。それぞれにいろんな体験を経て、変化もしているし、変容もしている・・・。だから、いつまでも自分の記憶のなかにいるイメージのままで、相手のことを認識しているだけではダメなんだなぁ~と思いました。
今回は、両親の体力&年齢的なことも考えて、のんびり・ゆったりペースの旅でしたが、そのお蔭で、慌てずじっくりとその場所を楽しみ、いろいろな体験を得ることができました。
私にとっても、時間にゆとりがあった分、いろんな経験ができたし、いろんな所にも行けて、とても充実して楽しい4日間を過ごすことができました。
あらかじめスケジュール混み混みの完璧なプランを立ててから行くのも良いけど、何も考えずね前準備も何もしないで、「現地に行ってみて、それから何をするかを決める」で進めていく旅も、ゆるくて気楽で良かったなぁ~と思いました(笑)。
ひとり旅の時は、いつもコレ↑なんだけど、家族旅行でもコレができた・・・というのが、一番の収穫かな?(笑)
何事もまずはやってみること・・・。何も考えず、とりあえず経験してみるのも大事だなぁ~と思いました。
夏の良き思い出となりました。
おわり