「現実と向き合う」
これからは、これがとっても大事になっていくと思います。
向き合うべき「現実」の一つに、
「自分自身を知る」
・・・というのがあります。
要は「セルフイメージ」のことなんですが、自分自身を「ありのまま」見つめて、良い部分も悪い部分も「丸ごと全部」をそのまんま認識している人って、実は、案外、少ないのですよ~。
どうしても、自分のことを「盛って」受け止めている・・・。こういう人が多いんです。
例えば、自分のコンプレックスについて・・・。
等身大の自分を知る・・・ということは、「自分のコンプレックスも熟知している」ということです。
容姿にコンプレックスがある人の場合、『自分の現実を知る』ということは、たとえば「私は頭が大きくて、足が短いのよ~」といった『自分の肉体の現実』を、逃げも隠しもせず、良い悪いとジャッジすることもなく、そのまんま丸ごと「これが私の特徴よ~」と認識している・・・ということです。
コンプレックス・・・というより、「自分の個性」として受け止めている・・・という感じかな(笑)。
だから、「頭がデカくて、足が短い」という肉体の現実について、「こんな私は生きる価値なんて無い」とか、「だから私は嫌われ者なんだ」とか、「私は幸せにはなれない」とか・・・等。いじけて暗-く落ち込んでいる風ではないんです。
だいたい、人から嫌われたり不幸になる原因って、見た目で人より劣る部分があるから・・・ではないんですよ~。
見た目のことを気にし過ぎて、イジイジといじけて根暗にしているから、その「暗さ」が、人の心に引っ掛かってしまうのです・・・。
あと、性格の悪さとか、気質がひねくれているとか、デリカシーが無く自分中心とか・・・等、そういう心の面での問題が、「人から嫌がられる原因」になっていくのです。
肉体や容姿が人より劣っていても、心や性格がとても明るくて、人を引きつける魅力がいっぱいある人ならば、人がワンサカ集まってきて、知らないうちに「すご~い人気者」になりますよ~。
だから、見た目はあまり関係ないのです。
それよりも、清潔感とか、知性とか、生き方とか、性格とか、気質とか、徳分とか、心の持ち方とか・・・、そういう目に見えない部分がとても大事なんです・・・。ここをどう鍛えて、整えているか・・・です。
そして、自分のコンプレックスで卑屈になるんじゃなく、その部分とどう向き合っていくか・・・。これが大事です。
例えば・・・。
自分のスタイルに自信が無い人でも、そんな自分の身体に似合うファッションについて、ちゃんと然るべき人に相談して、いろいろアドバイスをもらって、実際に実践してみたり・・・等。自分のコンプレックスをオープンにして、それらをよりよく改善して克服する方向で、自分から積極的に動いていけばいいのです。
その他、見た目は美人ではないけど、その分、他に自分の魅力を見つけていくつもりで、自分の良さを磨いてのばしたり、心を磨いて「性格美人」になろうと努力したり・・・。自分に合う方法で、つねに自分と向き合って、切磋琢磨していけばいいのです。
そういう取り組みを通して培った「心根の明るさ」が、その人の魅力となって、人々の心に印象付けられるのだと思います。
なので、コンプレックスに飲まれないように・・・。逆に食っちゃいましょう!
コンプレックスを隠したり、忌み嫌ったりしないで、ちゃんと「自分の現実」として受け入れていきましょう。
そうして、コンプレックスを「自分の個性・特徴」と受容して、どうしたら改善できるかな?どうしたら自分の魅力につなげられるかな?と前向きにとらえ直して工夫すること・・・。これが大切なのですよ~。
あるいは、自分には「人より劣っている」とコンプレックスに感じられる部分が、実は他人から見ると「羨ましいほど、とっても素敵で魅力的な部分」だった・・・なんてこともあります。
自分ではダメな部分だと思っているところを、人から褒められて認められたりしたので、ビックリしつつも、勇気を出してその部分を開示したら、なんと、そこが魅力となって人気者になり大ブレイクした・・・なんて有名人がたくさんいらっしゃるでしょ?
だから、自分一人で悶々と気に病んでいたら、絶対に、その悩みのループからは抜け出せません。
ちゃんと心をオープンにして、勇気を出してさらけ出す・・・。こういう体験が必要だと思います。
でも見方を変えれば、「自分をオープンにして、他人に自分のすべてをさらけ出す」ということを経験するために、コンプレックスがこの世に存在しているのかもしれません・・・ね。
とにかく、前へ進むためには、「自分の現実」を、そのまんま受け入れてしまうことです。
受け入れるためには、「開き直り」と「度胸」が必要・・・。
いつまでも、「自分の現実」に蓋をして、自分のコンプレックスを隠し続けるのは、もう時代遅れ~ですよ。
これからは、コンプレックスを利用して自分を成長させたり、コンプレックスの克服過程を通して自分にいろんな経験を与えたり、コンプレックスを解消することで「新しい自分」を発見したり・・・等。
今まで「開かずの扉」にしていた自分のコンプレックスをも、上手に利用して、自分の人生を豊かに輝かせるための材料として生かしていく・・・。
そういう甲斐性が、これからの時代は必要だと思います。
嫌だ~嫌だ~と現実から目を背けて逃げていたら、どんどんミジメになっていきますよ・・・(笑)。
使えるものなら、何でも使う。藁をもすがる?・・・それくらいのガッツと根性が無ければ、これらは生き抜いていけませんよ(笑)~と思います。
現実と向き合い、現実をサラリと受け入れて、そこから自分をどう伸ばしていこうか工夫する・・・。
それも楽しみながら、喜びつつ、自分を上げていくことに取り組んでいく・・・。
「自己認識している自分の姿」と、「実際の、自分の現実の姿」が、あまりにかけ離れていると、とっても辛くて苦しくなっていきます。
自分のありのままを知る・・・ということは、自分を客観視して現実的に見つめることでもあります。
自分のありのままを知り、地に足をつけて、しっかり堅実に「自分を上げていく」ことに取り組んでいきましょう。
現実を見ずに夢ばかり追いかけていてもNGだし、夢も希望もなく現実に飲まれて沈んでいくのもダメだし、ちょうどその中間の、ちょうど良い塩梅の地点に「自分」を置いて、堅実に上手に「自分を上げていく」ことです。
現実を見つめることで、自分を知る。
バランスよく自分を知る。
そうした視点が、これからはとても大切になっていくと思います。