なんとかなるさ~

Emiko/記録の保存庫

2014年07月


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(熱田神宮参拝のあと、「きよめ餅」の店舗にある喫茶店で『白玉抹茶あんみつ』をいただきました。)


暑くて暑くて、汗ダクダクで過ごした名古屋一日目。


最高気温37℃とは、私の平熱体温より暑いではないか・・・と思いつつ(笑)、汗をいっぱいかけて「浄化」だったなぁ~と思いました。


名古屋二日目は、対面セッションの日。


前日と同じく、この日の名古屋もものすごく暑かったのに、皆さま、遠路はるばるお越しくださり、私にとっても、とても楽しく素敵な時間を過ごさせていただくことができて、心から感謝感謝です。

本当にありがとうこざいました。


そして皆さまの人生のお話を聞かせていただきながら、私自身も、人それぞれ、人の数だけ様々な人生航路があり、『人の一生に〇×はない。全てが貴重な経験であり、素敵な出会いである。』という思いを強くした一日となりました。


どうか、この「人生」と言う『航路』を、楽しく陽気に旅されますように・・・。何が起きても、何があっても、全てを喜びと感謝に変換して、勇気をもって新しい航路を開拓されますように・・・。そう心の中で静かに祈りました。


そう、私自身も、人生航路を進み続けている「人生の旅人」なのです。


同じ旅人同志、共にがんばりましょう・・・・そんな気持ちでいっぱいです。



皆さんの人生の旅が幸多きものとなりますように・・・。



次の日の早朝。今日も良いお天気!・・・・でも、それほど蒸し暑くなく、とても爽やかな朝となりました。


ホテルで朝食を取りながら(名古屋めしの小倉トーストを頬張りながら・・・笑)、帰りの特急までに丸っと時間があるので、「どうしようかな??」と考えてみる私・・・。


そこでふと、「セントレアに行ってみよう!」と思いつきました。


中部国際空港セントレア。

実は私、飛行機には、新婚旅行以来、もう20年近く乗っていないのです。


結婚前には、エジプトと韓国を旅して、新婚旅行はニュージーランド。(本当は、何故かイスラエルへ猛烈に行きたかったんだけど、夫から「そんな危険なところはダメ!」と反対されて、ニュージーランドにしたのでした・・・笑)


当時は、小牧の空港でした~w。でも、今は、常滑に大きな国際空港ができて、ますます便利になったのです。


高山からも、セントレア間を往復する高速バスが走っているけど、飛行機に乗る用事もないし~で、一度も行ったことがありませんでした。



そうそう、もう私には、空港なんて、永久に縁がない場所だと思っていました・・・。いや、そう思い込んでいました。


でも、以前、ある人から「将来は世界進出」と予言されて、「えええっ~!」とメッチャ驚いたのです。


だけど、心の奥では、「私はいつかは海外へ行くだろうな・・・」と、そんな予感がしていたので、そういう自分が未来には現実として現れる・・・ということに、驚きと喜びを強く感じました。


こんな山奥でこじんまりと地味に生きている私が、海外進出してinternationalに活動するなんて、そんな勇気と行動力を未来の私は発揮するんだ~!・・・と。


そんな風に自分が今後成長していくことを教えてもらい、私は、「そんにどえらいデカいことを成し遂げるんなら、こりゃ~頑張らんといかんなぁ!」と背筋がピシっと伸びました(笑)。



今日の行き先が決まったので、ホテルに荷物を預けて、まずは名鉄名古屋駅に向かいます。


セントレアまでの直通の特急があるので、乗車券を買って、列車に乗り込みました。


名古屋駅からだと、約30分くらいの小さな旅。


電車に揺られながら、車窓から見える風景を楽しむ・・・。


名古屋市内のビルが乱立する街並みから抜けて、だんだと住宅街に入り、そのうちに風景が開けてきました。


遠くに海が見えます。


あれは伊勢湾?


最初は遠くにチラリチラリと見えていた海がだんだんと近くなり、海岸線沿いに列車が走り始めたころ、セントレアがもうすぐだということを知りました。


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名鉄の電車から望む伊勢湾。


この橋を渡りきれば、そこが中部国際空港セントレアです。


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セントレアの駅に到着。大きなスーツケースを持った人や、夏休み中なので小さな子供さんを連れたファミリーがたくさんいました。


駅に降り立ち、人の流れについていきます。


国内線や国際線のチェックインカウンターや出入り口を発見。


こういう場所にくるのは20年ぶりなので、この時の私は、他の人から見たら、きっと「おのぼりさん状態」だっただろうなあ~(恥!)。私はワクワクしながら(キョロキョロしながら?・・・笑)、空港内を歩き回りました。

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こんなのも、あんなのも、いろいろあるぞ~。この海女さんにはビックリ(笑)。伊勢志摩のPRなんだなぁ、きっと。


チェックインカウンターの奥にあるエスカレーターを上っていくと、飲食店が並ぶレストラン街やお風呂、お土産などを売っているお店のエリアに辿りつきました。


ここを歩くだけでも楽しそう・・・。


この先を見ると「スカイデッキ」へ行けるらしい・・・。ちょっと行ってみようかな。


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デッキに出た瞬間、「ワオ~!」と思わず声が出ました(喜!)。


直射日光がガンガンで、ものすご~く暑いんたけど(滝汗)、でも、この解放感、最高!


デッキをテクテク歩いて、一番最先端まで行ってみました。


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(滑走路の向こうは、伊勢湾)

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(こっちは国内線)

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(こちらは国際線)

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(滑走路の向こう側では、大型船が走行中。)


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(カメラを持ってきている人が多かったです。あと、乗り物大好きなチビッ子たちの家族連れ。)


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(飛行機が滑走路をシズシズと進んでいる様子が見れたのは、とても面白かったです。)


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(こんな感じで、並んで進んでいる様子、とてもかわいい~。)

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(いよいよ離陸。)

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(飛びます~)

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(飛びます~)

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(飛びます~)

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ここで飛行機が大空に飛び立つ姿を見ていたら、なんだか私も「いつか、ここから世界に向かって飛んでいくぞー!」という気持になってきました。


でも、そんな私でも、心の片隅に「そんなの無理~」と拒否しようとする「もう一人の真面目で暗い自分」がいます。


でも、夢を描くことくらい良いじゃない!・・・ともうひとりの自分に言い聞かせる・・・。その夢が叶うことが怖いのだ・・・きっと。もう一人の自分、つまり私の固定観念は・・・!。


そういう変な固定観念が、自分の首を絞め、自分の心を頑なにし、自分の可能性を自分で閉じてしまっているのだろうな・・・と思いました。


そんな自分の固定観念としっかり向き合い、逃げないで闘い、この固定観念を打ち破る。突破する。


それが大切なんだよ・・・きっと。


そこで、ふっと織田信長を思い出す。ああ~信長様は、強靭な意志と強い信念、巨大で強力なエネルギーによって、自分の固定観念を打ち砕き、社会の固定観念も打ち破って、新世界への道を切り開き、突破した人だったんだよね・・・。


そうそう、信長様は、日本の歴史上では、日本を中世から近世へと導いた人でもあります。


新しく何かを生み出そうとするときは、信長さまのように、従来の固定観念を突破して、その先の「新しい価値観」「新しい感覚」を掴み取る必要があるんだなぁ・・・と、このとき、ふっと気づいたのでした。


昔からある「従来の固定観念」に縛られている人々が多くを占める社会の中で、その固定観念を打ち破る訳だから、当然、邪魔も入るし、足も引っ張られる。自分自身でも「本当にいいんだろうか?」と不安になる時もあるだろう・・・。

でも、躊躇しないで、突破しなきゃいけないんだよ、きっと。


ここで、立ち止まらないで、一気に突き進む。


それが大切なんだなぁ・・・と私は悟ったのでした。


暑いデッキの上で、飛行機の往来を眺めながら、私は、「いつかここから飛び立つ」という願を立てました。


国内線でも国際線でも、どっちでもいいや~。とにかく飛行機に乗って、いつか私は遠くへ旅立とう・・・と。


その旅をひとつの契機として、新しい世界へ羽ばたいていこう・・・と。


もちろん、温故知新で、大切なものは大事に抱えたまま、私は新しい道を模索する!


家族が居ても、やることはしっかりやることで、ちゃんと自由に活動できることを、私は実践していこう。


何かを切り捨てて逃げるのではなく、両方をちゃんと両立させた上で、自分の未来も明るく陽気に切り開いていく。


ちょっと欲張りだけど、そういう生き方もできるか否か、チャレンジしてみよう・・・。そう新たに決意したのでした。


こうして猛暑のスカイデッキを後にしたら、無性にお腹が空いてきたので、レストラン街で見つけた「矢場とん」へ。ガッツリ味噌ヒレカツをいただいてきました~。

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(再度、登場)

ああ~セントレアに来てよかった・・・。楽しかった。


そう、味噌ヒレカツに舌鼓を打ちながら、そうしみじみと感じたのでした。


名古屋飯、最高!




つづく・・・。

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(熱田神宮の大楠)


八事の興正寺に初めて足を踏み入れた私・・・。


京都の寺院では絶対にありえない?「平成の大改装」が行われていて、新旧いろいろなものが混ざった不思議なスポットと化していたことに、非常に驚いたけど(笑)、でも「これもあり!なんだ~」と、妙に励まされました~w。


本堂に祀られている阿弥陀様は、とても古い仏様だったけど、形がどうあれ、こうして平成の今の世でも、地域の人々に愛され、心の拠り所として多くの人が訪れる、今のこのスタイルに理解を示していらっしゃる・・・。そんな雰囲気でした。


「どのような形であれ、ここに来る人々は、心から私を拝み、一生懸命に仕えてくれる。多くの人々が、ここで汗を流し、いろんな集いを計画して実行し、人々のエネルギーを循環させてくれる。今の時代に合った「心」を感じさせる信仰をしているのたがら、私はそれで満足している。大切なのは、見てくれではない。「今」なのだ。」


・・・と、興正寺の阿弥陀様は、私にそう心で語りかけてくださいました。


その阿弥陀様の前に、次々と参拝に訪れる人たち(茶髪の若いお兄ちゃんや今風の名古屋嬢っぽい娘さん、そのご両親や祖父母さんと思われる方たち)が、かたまって座り、手を合わせ、心静かに拝んでいる姿を見ました。


ああ・・・阿弥陀様の仰ったとおりだなぁ~と私は思った。


境内を歩くと、作務衣姿の丸坊主の青年たちや髪の毛をキリリと縛った作務衣の女の子が数人、一輪車を押し、竹ぼうきを持って歩いていました。ここで修行をしている子たちだなぁ・・・と、すぐに分かりました。


この子たちは、私を見るとニコニコと素敵な笑顔で、「こんにちは~」と挨拶をしてくれます。


その爽やかな姿に、「ああ~ここは人を育てる場所なんだなぁ~」と感じました。


これが、この興正寺の「今」のスタイルなのですよ~。今を生きる人々が確立した「今のスタイル」を、皆が生き生きと実践し、それを興正寺の仏様たちも温かく見守っていらっしゃる・・・。


仏様と人間の素晴らしい連携&チームワーク(笑)。


なんだか、目からウロコが三枚ほど落ちたような・・・そんな体験となりました。




興正寺を出た後、私は八事の街を少し歩きました。


ものすごく暑くて(この時、気温は37度だったらしい・・・汗)、フラフラしながら懐かしい街を散策しました。


20ウン年前、学生時代に通ったお店が今も健在だったり。でも、あの当時とは違う佇まいに変わっていたり・・・。


新旧入り乱れて、また、新しい学生街になっています。変化しているんだなぁ・・・としみじみ感じました。



八事駅に入り、路線図を見ると、なんと八事から熱田神宮まで地下鉄一本でいけるではありませんか~。


昔は、八事から熱田区へ行こうと思うと、かなり遠回りして地下鉄か電車を乗り継がないと行けなかったのに・・・。私が名古屋を離れてから、この20年間の間に、新しい地下鉄の路線が出来て、とても便利になっていました。


ああ~ありがたや・・・。


私は名城線に乗って、熱田神宮へと向かいました。

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神宮西駅を出たら、外は猛暑の真っただ中・・・。


暑い暑い・・・。汗を拭きながら、地下鉄の駅で買ったスポーツドリンクをグイ飲みします。


西門の大鳥居を抜けると、そこは静かな熱田の杜でした~


この暑い中でも、たくさんの人々が参拝に訪れています。

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不思議なことに、この鳥居をくぐって熱田神宮の境内に入ったら、なんだか急に身体が冷えて涼しくなり、鳥肌がたってきました。


こんなことは初めてです。


不思議だなぁ・・・どうしたんだろう?と思いながら歩いていたら、大きな木が見えてきました。

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大きな楠(くすのき)。「大楠」です・・・。


この前に立った時、鳥肌が一番のピークを迎えました。


大楠といえば・・・。


この月の京都旅行で訪れた石清水八幡宮にも、大きな楠が祀られていたけど、ここでもまた大楠さまに会えるなんて・・・。すごいなぁ~、楠つながりなんだ・・・と、私はビックリしました。


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石清水八幡宮から、熱田神宮へ・・・。繋がっていたんですね・・・。

ありがとうございます、神様・・・。感謝して、私は本宮へ向かいました。


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本宮の横にある祈祷殿に、たくさんの人だかり・・・。おやっ?と思って覗いてみると、結婚式の最中でした。


その横では、他の新郎新婦さんが記念撮影をしています。


最近の私は、神社仏閣を参拝すると、必ず結婚式と出会うのです。今回もそうでした(笑)。
おめでたい儀式に立ち会わせていただけるとは、なんとありがたい・・・。お幸せに~と心で合掌。



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ここが本宮。

たくさんの人が、参拝に訪れていました。観光客・・・というより、地元の人が多いようです。


それにしても、ここの神社は、なんと爽やかで清々しいのでしょう~。


この境内を流れる「気」が、若々しくて爽やかで、本当に清々しいのです。


この熱田神宮は、113年に日本武尊の草薙神剣をこの熱田の地に奉斎したのが始まりで、なんと昨年の2013年で、1900年の歴史があるそうな~。


1900年もの重厚な歴史があるにも関わらず、ここは本当に若々しくて爽やかで、軽やかで清々しい青少年のような「気」が流れていて、私はチョッピリ驚いたのでした。


あの明治神宮よりもウンと歴史的にも重く深いはずなのに、どうしてこんなに爽やかなんだろう。


京都の神社とも違う、この独特の清廉さに、私は「???」と不思議でした。


本宮を参拝。神様から、剣を授かったような・・・そんな感覚を覚えました。


この剣をもって、迷う人々を導きなさい・・・と。


剣は真実。真剣である。


真実を持って、相手を正す。正しい道へ導く。


背筋がスッと伸びる気がしました。


それにしても、この熱田神宮も、さっき参拝した興正寺と同じで、地元の人々に愛され、大切に守られ、今も人々の心の支柱になっている場所なんだなぁ・・・と感じました。


奉仕の人が境内を掃除している横で、参拝者の皆さんは、大鳥居を通るたびに、本宮の方を向いて丁寧に一礼されます。その一礼は、ご老人だけでなく、小さな子供を連れたご夫婦も、年配の男性も、若いカップルも、今どきのファッションに身を包む若者たちも、みなさん必ず大鳥居の所で立ち止まり、ちゃんと姿勢を正して帽子をはずし、本宮の方を向いて、一礼されるのです。


これは先祖代々、ここに暮らす人たちが、熱田さまを参る時の作法として、代々子供や孫に教えてきた作法なのだなぁ・・・と思いました。


そんな地元の参拝者の「心」が、この清々しい「気」を生み出し、熱田の杜に心地よく循環しているのだなぁ~と思いました。


姿形や形式ではない、「心」なんだな・・・と。今を生きる人々が、今この瞬間に生み出しているエネルギー・・・これが大切なんだ・・・と。



ああ~気持ちがいいなぁ・・・と改めて心地よさを感じました。


そんなふうに(身体は暑すぎて汗ダラダラでも)、気持ちは明るく清々しく~で参道を歩いていたら、なんと鶏の声が木の上からしてくるではありませんか~。


えっ!と驚いて見上げて探したら、なんと参道の木の枝(結構、高い場所)に、鶏が二羽とまっていて、コケコッコ―!と大きな声で元気よく鳴いていました。


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まさか、こんな所で鶏に会えるとは・・・(笑)。


鶏(にわとり)だから、二羽(にわ)?・・・これってオヤジギャグ???←暑すぎて思考力ゼロ(笑)


意外な展開に、もうビックリだけど(笑)、でも、闇を抜けていよいよ夜明けが到来する・・・そういう合図だったのだろう・・・と、自分なりに解釈(笑)。


新しい時代の幕開けを教えてくれたんだね、鶏さん。ありがとう・・・。

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境内には、「信長塀」もありました。


石清水八幡宮と同じ・・・。織田信長が寄進したという土塀。


桶狭間の合戦で勝利したお礼に奉納したという・・・。なんだか今年の大河ドラマと被っているけど(笑)、ここでも信長様と出会うとは、よほどご縁があるんだなぁ・・・と思いました。



そして更に境内には、「宮きしめん」のお店も見つけました。


懐かしい~宮きしめん!


古いモノも、新しいモノも、上手に取り入れてミックスして、「今」の私たちに最も快適な状態を生み出す・・・。


さすが名古屋!


大胆な変革の形を、この名古屋で私はしみじみと感じたのでした・・・。


つづく。

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(矢場とんの豚さん。お目目がお向かいのライトの反射で隠れてしまったのが残念・・・)


今回のセッションのために、私は久しぶりにお泊りで名古屋に向かいました。


名古屋は、私が学生時代に4年間住んでいた街でもあります。でも、当時は、学業?(ホントかな?笑)とクラブ活動に忙しく、あまり何処へも行かずに地味に4年間を過ごしてしまいました・・・汗。


今回は、朝、特急に乗って出発したんだけど、ちょうど蒸し暑い日が続いていたため、マイマイガが駅周辺にたくさんいて、駅前や構内はスゴイことになっていいましよ~(泣)。


ホームで列車を待っていた時も、ものすごい数のマイマイガがひらひらと飛び回っていて、正直、とってもキモかったです・・・


私の前に並んでいた西洋人のカップルのところにもたくさん飛んで来て、彼女さんと目が合ったときに、嫌だよね~と互いにアイコンタクトしました(笑)。


時々、彼氏さんのTシャツに蛾がペタッと貼りついていて、教えてあげたら「thank you!」とものすごく感謝され(笑)、彼氏さん、一生懸命にマイマイガを払いのけていました。


その後、そのカップルから、日本語の「イチ・二―、サン、シー・・・」と数の呼称を尋ねられたので、教えてあげた。彼らのガイドブックを見たら、「KYOTO」と書いてある。今から京都に向かうようです。


こうして、ここでも思いがけず、国際親善できました~(笑)。


私は外見上、外国の方々からは英語が話せるように見えるみたいで、行く先々で必ず外国人から話しかけられるのです。やっぱり本格的に英会話を勉強しよう・・・と思いました。


それにしても、この日も高山駅は、外国人が多かったです。ほぼ9割が欧米人でした。

白人のオジサンが数人、「飛騨高山」と書かれた菅笠(すげがさ)を被っているのを駅構内で発見(笑)。


これを被って今から東京や大阪へ行くのだろうか・・・?


確かに、この日本の蒸し暑さには、菅笠はナイス・チョイスだと思うけど(笑)、でも、それは高山ではOKだけど、都会だとかなり目立つよなぁ・・・と私は思いました。



まあまあ・・・列車が到着したので、乗り込みましょう。


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車窓から見える風景。緑が濃くなっている。

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どんどん山を抜けていき、やがて平野に入り、列車は名古屋に到着しました~。


名古屋では、まず名駅でお昼ご飯を食べ、その後、地下鉄に乗って宿泊予定のホテルに向かい、荷物を預けました。


伏見駅の近くにあるホテル。


ここに来るのは、何年ぶりだろう。炎天下の中をテクテクとあるき、ホテルに到着。荷物をお願いし、また、地下鉄の駅へ向かいます。


何処へ行こうか・・・?と、思ったとき、今回の私は、「八事山興正寺」と「熱田神宮」に行こう・・・と心に浮かぴました。


八事の興正寺も、熱田神宮も、名古屋に住んでいながら、一度も行ったことがなかったのですよ~。


しかも、興正寺に関しては、すぐ近くに住んでいたのに(徒歩圏内・・・笑)、一回も行ったことがなかったのです。当時、八事駅に行くと、いつもは学生しかいない駅なのに(近くにたくさん大学があったので・・・)、時々、お年寄りでごった返す時があり、「???」と思うと、その日は興正寺の縁日だった・・・なんてこともありました。


当時の私は、本当にクラブ活動が忙しくて、それに友達との交遊も楽しかったし、そういう場所へいくことは全く頭になかったのです。今にして思えば、非常に勿体ないことをしました(泣)。


さてさて・・・。


初めて足を踏み入れた八事山興正寺は、意外と新旧入り乱れた不思議なスポットになっていました。

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興正寺の中門。


この門の前で、お寺の檀家さんらしき人たちが集団で、ご奉仕をしていらっしゃいました。


そろいの作務衣を着て、何やら片付け作業やお掃除をしています。


ご老人もいれば20代~30代くらいの若い人もいます。皆さん男性。


楽しそうに作業をされていて、「熱い中、ご苦労様です」と思わず、心の中で手を合わせました。

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門をくぐると、立派な五重塔が目の前に建っていた。


この興正寺は、尾張徳川家と縁が深く、塔や御堂、仏像など、様々なものが尾張徳川家から寄進されています。


この五重塔もそうらしい・・・。


この八事山の各地に、いろいろな御堂が祀られていて、どこも古い歴史を有しています。


そうそう、ここは古刹でした。・・・でも、なかの雰囲気は、古刹と言うより、地域のコミュニティセンターのような感じになっていました。


こうした古い建物が残されている場所もあれば、最近できたばかりの真新しい御堂もあり、喫茶コーナーもあるし、なんと山の上の御堂へ行くための近代的で立派なエスカレーターまで設置されているではあ~りませんか。


至る所にポスターも貼られ、見ると、「盆踊り大会」とか「お寺の子供会」とか、「稚児行列の稚児さん募集」とか、「縁日のご案内」・・・等。お寺主催の行事のポスターがほとんど・・・。


更には、「結婚式のご案内」「法要のご案内」、「仏教関係の勉強会」「講演会」・・・等。


とても精力的に、いろいろと活動されているようです。


地域の信徒さんや、参拝される方々のために、今の人たちが使いやすいように、大胆にいろいろと手を加えているようです。


京都ならば、古刹らしく「古さ」と「重厚な佇まい」を売りにして、そこを徹底的に磨き抜くんだろうけど、このお寺は、ちょっと違う方向性でお寺の護持に励んでいらっしゃるのだな~と思いました。



古刹を「美術品」のようにじっくり鑑賞したい人には、正直、この興正寺は「えっ!」と驚いてしまう場所になってしまっているけど(笑)、でも、私は「こういうのもアリなんだなぁ・・・」と逆に感心したのでした。


ただ古いまま残すのもいいけど、人が使いやすいように、いろいろイジリながら、地域の人たちが楽しく使いやすいように工夫して変えていく・・・。こういう勇気と大胆な実践力も、今の時代は必要なんだ・・・と、しみじみ思いました。

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「さすが名古屋人だがや~合理的だでなぁ・・・」と、懐かしい名古屋弁で・・・(笑)。


他人の目や評価を気にするよりも、「自分たちの使い勝手」にこだわるところが、斬新で新鮮に感じましたよ~。


こういうのもアリなのよ・・・。これでいいのだ~なのよ。きっと・・・。



次へ続く。

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